難波金融伝 ミナミの帝王 No.39 騙しの方程式
日舞の家元・柴山は歌舞伎座で行われる名流会に出演して一流の仲間入りすることが夢だったが、現実は独立時の借金に追われ、やる気のない弟子達に稽古をつけるだけの毎日。そんな柴山のもとに芸能記者の水野が現れ、名流会に出演するための裏金3百万円を要求される。水野に金を渡すのだが、すべては水野の作り話で詐欺にあったことに気付く…。大手金融業を営みながら裏で多重債務者を食い物にする、悪徳金融業に銀次郎の怒りが燃え上がる!